Don't find fault, find a remedy.

NPO法人ArrowArrow代表のつれづれ日記

【Blog】産褥期のプチ逃亡。

本当は時系列とかで書いていった方がいいんだと思うんですが、書ける時に書きたいことを書く方式じゃないと難しいなと判断した為(いや私のタイムマネジメントがまだ出来ておらずお恥ずかしい…)、ぼちぼち書いていきます。

 

今日は産褥期のプチ逃亡について。

 

出産3日目にして、黄疸で助産院から病院に転院となった娘。授乳が上手くいかず、母乳が飲めなかったので、排泄もなかなか出来ないことから、黄疸が強く出たんじゃないかと思うのですが、まぁ当時はショックでかなり号泣しました。

 

念の為、黄疸の数値だけ病院で測りましょうか〜、って言われて病院に行ったはずなのに、そのまま娘入院で帰って来ず、「娘さん入院ですけどお母さんも転院しますか、どうしますか」っていきなり言われてかなり動揺しましてですね…。その日は本当にめそめそしておりました。(助産院の方も転院した病院の助産師さんもめちゃくちゃ優しかった…)

 

あ、本筋からそれましたが、そんなこともあって、病院を退院した後も毎日黄疸の検査の為、病院の往復、再入院、また検査…と結構移動も多く、産褥期の身体にも次第にガタが来ておりまして、ようやく黄疸の数値をクリアしたと思ったら、次は低体重で引っかかる。

 

「搾乳もしてるし、ミルクもあげてるのに…」そう思いながらも毎日なんとか授乳の練習、搾乳、ミルクという日々を過ごしてました。

 

で、産後18日。ようやく、低体重もクリア。黄疸の数値もかなり下がってこれで問題ないでしょうというお墨付きを頂きました。

 

で、で、お墨付きを頂いて帰ってきたら、身体が鉛みたいに重くて全く動かない…。その日、夫は前日から出張で帰りもいつもより遅く、明日も日帰りで終日居ない。そんな時に身体がどうにもこうにも動かず、娘に2時間泣かれっぱなし…。重い身体をなんとか動かしながらあやしてもあやしても泣き止まない…。

 

そしたら私も限界値を超えて、娘と一緒にずっと泣いてました。

 

出張から帰ってきた夫に「何しても泣き止まないんだよー」と泣きつき、「もう私、限界です…」と限界宣言。

 

「……娘のオムツが無いから、私が買いにいく……」

 

とパジャマのまま、泣きながら車を走らせオムツを買いにいくという奇行に走りました。車で聴いたパスピエ、沁みたなぁ…(笑)

 

その日は帰っても何もできず、娘をあやしても力が入らないから「落としてしまうんじゃないか」という気持ちがよぎったり、本当に怖かった。

 

その様子を見て、これはやばいと判断してくれた夫が産褥サポートチームにSOSを出してくれて、翌日、朝早くから夫が帰ってくる22時までサポートチームの方が交代で家に来てくれました。一人じゃ不安で不安で仕方がなかったので、本当に有難かった…。

 

私もこのままじゃヤバいと思い、出張から帰ってきた夫に以下のことをお願いしました。

 

①夜の授乳と寝かしつけを手伝って欲しい。(その日までは夫を寝不足にしないよう、私が全部やる!と思って四苦八苦してました)

 

②家事は産褥サポートチームに任せて、夫のあなたは一分でも多く私と娘の相手をして欲しい

 

③「○○しようか?」って言い方しないで「○○するね」って言って欲しい。

 

今回私にとって特に大事だったのは②と③のお願い。

 

まず②について。

 

夫はきれい好きだし完璧主義なので、産褥期中も食事に気を使ったり、家を綺麗にしておこうと頑張ってくれてました。

 

でも、私はそれを望んでいなかったんです。

 

ご飯は最低限腹に入ればいいし、ホコリも気にならない。それよりも、私が不安に思ってることを聴いてくれたり、娘がなんで泣いてるか一緒に考えてくれたり、笑ったりしてくれることを望んでいました。「産褥期の間は、あなたがしたいことじゃなくて私がして欲しいことをやって欲しいの」今思えば相当甘えてますが、当時は本当にこれが一番大事だった。夫はストレスもあったと思いますが、それを聞いて対応してくれたので有難かった。

 

んで③。これは人によると思うんですが、

 

「○○しようか?」っていうことは、私がそれをしてもらうか否か、決めなきゃいけない。そしてそれをしてもらうってことは自分がそれをできてないって感じてしまって、やって欲しくてもうんと言えなかったんですね。

 

夫からしたら、それは私を気遣っての言葉だと思うんですが、当時の私には、すごくプレッシャーというか、ストレスになっていました。

 

産前から夫とコミュニケーションを取ってきたつもりですが、実際に産後になってみて自分や相手の変化を踏まえて更にコミュニケーションが必要なんだと痛感。でもそのおかげで、ラスト2週間はかなり気持ちが楽になりました。

 

今後産後を迎える方のパートナーに是非言いたい。「産後は子どもじゃなく妻のサポート、しかも妻の需要に応えることがなによりも重要ですよ!」と。

 

あと、身体がボロボロだと本当に心も引っ張られるので、身体にダメージがあるうちはまじ無理しちゃダメっすね。わかっていたのに、ここは本当に反省してます。(ビジネスコンペも強行参加しちゃったし…楽しかったんだけども…)

 

そんな訳でプチ逃亡についてでした。皆に助けられて事なきを得たけど、本当これ一人で乗り越えるとか絶対絶対無理だった…。コミュニティの大事さも改めて感じた産褥期でもありました。本当に。